ポップソーダ

 

 

ポップソーダジャンキー

この世の終わりを待ってる

ベトつく左手でまぶたを擦って

酷く目にしみる

 

砂糖菓子だらけの嘘っぱちの街で

眠ったままの日々を削るのさ

腐った夢を閉じ込めたパンドラなんて

甘いソーダでベロベロに酔っ払うのだ

     

食う寝るところ 住むところ

ブラブラぶら下がったまま

死にたくはないと26 終わりたくないと26

 

ポップソーダージャンキー

この世の終わりを待ってる

ベトつく左手でまぶたを擦って

酷く目にしみる

 

ポップソーダジャンキー

無くした何かを探してる

汚れた右手で作り上げた中指

そっと折りたたむ

 

オーバーヒートで書き殴って

見慣れたポルノで首を絞めて

空っぽになるまでヘラヘラして

悪い夢でも見ていただけかい?

砂時計の針を巻き戻しにいかなくちゃ

僕はそろそろ旅に出るよ

さようならティーンエイジ

 

ポップソーダ

炭酸の抜けたソーダが絡んでる

ひとりぼっちにならないように

ステップを踏むだけ

 

そうだろう?

 

ポップソーダジャンキー

僕は追い求め続ける

熱を持った体は地球儀になって

自由に空を飛ぶ

 

ポップソーダジャンキー

忘れた何かを探してる

血の涙を流した夏の匂いは

遠い線路の上

 

ポップソーダジャンキー

僕はまた歩き始めてる

甘い毒を一滴足らず飲み干して

胸を張って踊れ

 

砂糖菓子でできた嘘っぱちの世界で

終わらない夢を終わらせにいくのさ

今夜もベトついたベッドの中で

針が壊れたレコードはガムシャラに回る

 

回る回る…

回る回る…